ニンニク

【にんにく】
  • 分類:ネギ科ネギ属
  • 置き場所:日なた~半日陰
  • 難易度:普通
  • コンテナ:中型・小型

ニンニクの野菜の栽培、育て方

にんにく プランター菜園


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ニンニクは特有の臭みと辛みがあり、香辛料として幅広く使われています。
採れたては殺菌や抗菌効果も大きく体に良い成分も多く含まれています。
ニンニクの球根は鱗球といい、数個の鱗片からなります。

秋に鱗片を植え付け冬の寒さにあてて翌年の春には葉ニンニクとニンニクの芽、初夏に鱗球を収穫します。栽培期間は10ヶ月ほどかかりますが、栽培、育て方は簡単です。

【家庭で育てやすい種類】
暖地系と寒地系の品種があるので、育てる地域に適した品種を購入します。寒地系は東北や北海道など冬が寒い地域、暖地系は比較的温暖な地域に適しています。

食用のニンニクは発芽しにくいので、栽培用のニンニクを購入した方がよいです。

【適したコンテナ(プランター、鉢など)】
深さが20cm以上のものなら鉢でもプランターでもかまいません。

【育てる環境】
生育適温15~20℃。日当たりのよい場所に置きます。冷涼な気候を好みます。

【栽培の時期】
秋(9月~10月頃)に植え付けます。にんにくの球根を1片ずつに分け、これを鱗片といいますが、それを植え付けます。

ニンニクの植えつけ
にんにく プランター菜園 植えるニンニクの鱗片は小さいものよりは丸々と太った大きなもののほうがよいです。
また部分的に黒くなっているものは傷などで傷んでいるので選ばない様にします。

鉢底石を敷き詰めたプランターに培養土を入れます。(肥料入りの培養土でない場合は元肥として肥料を混ぜます。)ウォータースペースを2cmほどとり、土をならします。
にんにく プランター菜園 1片つずつに離して、皮ごと芽が上になるように3~5cmの深さに植えつけます。株間を10cm間隔ぐらいとって植え、水やりを十分にします。

にんにくの花茎

植えつけて2週間もすると芽が出てきます。

にんにくの花茎

わき芽
芽が出て10~15cmぐらいに伸びたころ、1ヶ所2本以上芽が出ているものは、勢いのよいほうを1本残して他はかきとります。このわき芽も食べられます。

【肥料&土】
植えつけてから6~8週間後に1回目の追肥と土寄せをします。
2回目は2月下旬ごろ、3回目は3月下旬に化成肥料を追肥し、土が減っていたら増し土もします。

【水やり】
乾燥気味に育てます。冬は表面の土が乾いてから1日たってからやります。

摘蕾
5月ごろになると花をつけるための茎(花茎)が伸びてきますが、花芽がつくと球根の成長が鈍るので、つぼみのうちに摘み取りします。
この花茎はニンニクの芽として味わえます。

にんにくの花茎 にんにくの花茎

【収穫】
にんにく プランター菜園葉ニンニク
暖地系は春に葉が5~6枚出たら葉ニンニクが収穫できます。株元を3cm残して切り取ります。
鱗茎
茎葉が枯れて半分ぐらい黄変したら根元を持って引き抜いて収穫します。根を切り取り、茎葉も3分の1ほど切り取って、風通しのよい場所で乾燥させて保存・使用します。

【病気害虫】
ほとんど心配ありません。

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