きゅうり
- 分類:ウリ科キュウリ属
- 種類:1年草
- 置き場所:日なた
- 難易度:普通
- コンテナ:大型(深型)
きゅうりの野菜の栽培、育て方
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きゅうりはインド原産のつる性植物で果実の約95%は水分。きゅうりは種まきの期間が長く収穫までが短いので育てやすいです。
生育が旺盛なのでしっかり給水し、肥料も与えます。
プランター栽培には長さ10cm程度のミニキュウリが向いています。
【適したコンテナ(プランター、鉢など)】
深さが30cm以上のものがよいです。大型プランターなら2株、大型の丸い鉢なら1株。
【家庭で育てやすい種類】
夏すずみ、さつきみどり、ミニ品種のラリーノ、ピノキオなど
また、キュウリには「子づる孫づる型」と「親づる型」があり、プランターでは横に広がらない「(節なり)親づる型」のほうがおすすめです。北進、よしなりなど
【育てる環境】
生育温度22℃~25℃。日当たりのよい場所に置きます。冷涼な気候を好みます。
【栽培の時期】
発芽適温25℃~30℃。春植え、夏まきがあります。
春植えきゅうりは4月中旬~5月上旬ごろ植えつけます。
夏まきキュウリは種から作ることができ、暑さにも強く病害虫にも強いので初心者に向いているといわれています。苗から植えつけることもできますが、この時期は苗が手に入りにくい地域もあります。植え付けの時期は6月~7月です。
【種蒔き&間引き】
育苗用ポットに鉢底ネットを敷いて種まき用の用土を入れ、表面をならします。
指で3ヶ所に深さ1cmの蒔き穴を作り、1つの穴に1粒ずつ種をまきます。
土を薄くかぶせて上から軽く押さえ、たっぷりと水をやります。
種まきから1週間後、発芽して双葉が大きく開いたら、3本のうち1本間引いて2本にします。
1回目の間引きから1週間ぐらいで本葉が伸びてきます。
本葉が開いたら状態のいい1本を残し、もう1本は間引いて1本にします
およそ1ヶ月後、本葉が3~4枚になったらプランターに植えつけます。
【苗の植えつけ】
種から育ててもいいのですが、苗を購入するともっと簡単です。
苗は本葉が3~4枚ついていて双葉がしっかりついている苗を選びます。
また、つぎ木苗がおすすめです。
鉢底ネットをしき、鉢底石を敷き詰めたプランターや鉢に培養土を入れます。(肥料入りの培養土でない場合は元肥として肥料を混ぜます。)
土は容器いっぱいに入れず、ウォータースペースを2cmほどとります。
植え穴を掘り、苗を掘った穴に入れ、周りから土を寄せて軽く押さえます。
複数植える場合は株間を30cmぐらいとって植えます。
そして、たっぷりと水を与えます。
支柱の立て方
苗を植え付けたら支柱を立てておきます。
支柱を株から少し離れた場所にさします。苗が大きくなってきたら麻ひもで8の字に結びつけます。きつく縛らず余裕を持たせます。
キュウリは茎がしっかり育っていくと実がたくさんなるので、できれば1本につき3本の支柱を用意したほうがいいです。等間隔で立てた3本の支柱を先端をひもで結んで1つにまとめてもいいです。
もしくはネットなどを張ります。
【肥料&土】
株も大きくなり、次々と実をつけるので、肥料が切れにならないようにします。
植え付け2週間後に化成肥料を追肥します。
その後、2週間に1回ほど化成肥料を追肥するか、週1回液肥を水やりを兼ねて施すとよいです。
土寄せか土が減っていたら増し土をします。
【水やり】
根がひろく浅くはるので、土の乾燥に弱いです。土の表面が乾いたら、朝や夕方に水をたっぷりあげるようにします。
わき芽かき・摘芯
株元から5節まで(30cmぐらい)に出るわき芽はすべて摘み取ると風通しも良くなり親づるも充実します。花や実もとります。
6節から上の子づるは2節目の先で摘心するとよいです。
また親づる(主枝)が1.8~2mになったら先端を切り取ると実つきがよくなります。
【収穫】
収穫は開花後7~10日、実の長さが18~20cmくらいになった頃です。
花が咲いたらあっという間に大きくなるので、収穫のタイミングをのがさないように長さが20cm前後になったら収穫します。(ミニ品種はもっと短いです。)
取り遅れるとすぐに大きくなって株が弱るので、早め早めに収穫します。特に最初の1~2個は株に負担をかけないように長さ15cm程度で早どりするとよいです。
切り方は、へたを1cmほど残してはさみで切り取ります。
【病気害虫】
キュウリは病害虫の多い野菜です。
ウドンコ病、害虫ではアブラムシ、ウリバエ、ハダニなど
【注意すること】
連作障害があります。
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