ラベンダー
- 分類:シソ科
- 種類:常緑低木
- 置き場所:日なた
- 収穫時期:5月~7月
ラベンダーの栽培、育て方
Sponsored Link
ラベンダーはハーブの中ではもっとも有名で人気のあるハーブです。 ラベンダーの香りには気持ちをリラックスさせる作用があり、ポプリや精油などでも楽しめます。ただ、ラベンダーと1口に行っても膨大な種類があります。
ここではイングリッシュ(コモン)系ラベンダーの紹介をします。
ラベンダーは丈夫なハ-ブで用土も環境もそれ程こだわりません。成長には時間がかかりますが、年を経るごとにたくさんの花をつけ、収穫量も増えます。
【適したコンテナ(プランター、鉢など)】
深さが20cm以上の鉢やプランターを用意します。
【栽培の時期】
春まきと秋まきができます。苗も同じです。
【種蒔き】
ラベンダーの種は発芽しにくく、2週間~1ヶ月ほどかかるうえ、雑種が出やすいので、初心者は苗を植え付けるほうがおすすめです。
また、発芽しても開花するまで2~3年はかかります。
種はあらかじめ一晩水に浸してから水を切り、キッチンペーパーなどにくるんで冷蔵庫に1晩置いてからまくと発芽しやすくなります。(低温処理)
鉢底石を敷き詰めた鉢や育苗ポットに種まき用土を入れ、表面を軽くならします。
鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水をかけます。
1ヶ所に2~3粒まく点まきをします。
溝の両側から土をかぶせるようにして、ごく薄く土をかぶせます
たっぷりと水やりをします。じょうろでやさしくお水をあげてもいいのですが、腰水(受け皿などに水を張り、そこに育苗ポットや鉢をつけて鉢の底から水を吸わせる給水方法)でもよいです。
本葉が4~6枚になったら鉢などのプランターに植えつけます。
【苗の植えつけ】
鉢底ネットをしき、鉢底石を敷き詰めたプランターや鉢に培養土を入れます。(肥料入りの培養土でない場合は元肥として肥料を混ぜます。)
土は容器いっぱいに入れず、ウォータースペースを2cmほどとります。
中央に植え穴を掘り、苗を掘った穴に入れ、周りから土を寄せて軽く押さえます。複数植える場合は苗の間隔が15~20cmぐらいになるように植えます。
鉢底から流れ出るくらいにたっぷりと水をやります。
【肥料】
肥料はそれほど必要としませんが、月1回ほど液体肥料を与えるとよいです。
【水やり】
土の表面がすっかり乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいまで水をやります。
高温多湿に弱いので、乾燥気味になるようにします。
剪定
葉が茂って風通しが悪くなると、蒸れて枯れやすくなるので梅雨に入る前に1/3ほど刈り込んでおくとよいです。
秋は混み合った枝や枯れた枝を切ったりして剪定するとよいです。
【収穫】
花穂がついたら茎葉ごと収穫します。上から7~8cmの上をわき芽の上で切り取ります。するとわき芽からまた、生長します。その後も開花直前に収穫していきます。
また、開花させた花を摘み取って切り花として楽しんでもよいです。
【病気害虫】
ほとんど心配ありません。
【注意すること】
春や秋に株のまわりの土をスコップなどで掘り起こして柔らかくすると根がよく伸びます。
Sponsored Link