イチゴ
- 分類:バラ科オランダイチゴ属
- 種類:多年草
- 置き場所:日なた
- 難易度:難しい
- コンテナ:中型
イチゴの野菜の栽培、育て方
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イチゴは秋に苗を植え付けて越冬し、翌年の5~6月に収穫します。
ランナーと反対側に実がなるので、ランナーの後の向きをそろえて植えます。
【家庭で育てやすい種類】
多くの品種が栽培されていますが、とよのか、宝交早生、女峰、ダナーなど
【育てる環境】
生育温度20~25℃。日当たりのよい場所を好みますが、半日かげでも育ちます。
風通しの良い場所に置きます。
【栽培の時期】
イチゴは冬を越さないと実をつけないので、10月頃に苗を買い求めて植え付け、翌春に収穫します。
【良い苗の選び方】
ランナーの跡(株からのびる“つる”)があり、クラウンが土から出ている苗を選びます。
【苗の植えつけ】
鉢底ネットをしき、鉢底石を敷き詰めたプランターや鉢に培養土を入れます。(肥料入りの培養土でない場合は元肥として肥料を混ぜます。)
土は容器いっぱいに入れず、ウォータースペースを2cmほどとります。
複数の苗を植える場合は苗を20cm間隔ぐらいになるように置いて、ランナーの跡の向きをそろえ、植えつける位置を決めます。
ランナーの逆の方向に花を出す習性があるので、花房が出る葉を容器の外に向けておくと管理がしやすいです。
丸い鉢ならランナーの跡をプランターの中心に向けて植えます。
※ランナーとは
いちごの株からのびる「つる」のことです。いちごの苗は株からランナーを伸ばして株
を増やしていきます。
植え穴を掘り、人差し指と中指を挟んで苗をポットから取り出します。
苗を掘って穴に入れ、まわりから土を寄せて軽く押さえます。複数植える場合は間隔を20~30cmとって植えます。
株元にある少しギザギザした部分がクラウン。
ここを土に埋めると成長しなくなるので埋めないようにします。
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その後、鉢底から水が流れるぐらいにたっぷりと水をやります。
【肥料&土】
イチゴは根が弱いので、肥料が多すぎてもよくないです。
2月下旬と3月下旬に化成肥料を追肥するとよいです。追肥のあと土寄せか土が減っていたら増し土をします。
【水やり】
乾燥に弱いので、水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
やや湿り気のある状態のほうがよく育ちます。
人口受粉
花が開花したら花の中心を筆や手でなでて人工授粉すると形もよくなり、収穫量もアップします。
【収穫】
5月から6月ごろに収穫できます。開花後35~40日で色付くので赤くなったものから順次摘み取ります。イチゴは朝収穫するのがよいです。
子苗をつくる
収穫中に出てくるランナーは摘み取りますが、収穫7月以降に伸びて来るランナーを育てると小さな苗ができます。
その葉が4~5枚になったらランナーを2cmくらい切り離して
ポットに植えつけます。
そのまま育てていき、9~10月ぐらいに普通の苗と同じように植えつけます。
冬越し
病害虫の被害を受けやすいので黄色くなったり枯れてしまった葉っぱは葉の付け根から取り除いてしまいます。
このころに出るランナーもすべて取り除いてしまいます。
株元にはワラを敷いて保湿するとよいです。
【病気害虫】
アブラムシ、ハダニ、ウイルス病、うどんこ病など
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