じゃがいも
【じゃがいも】
- 分類:ナス科ナス属
- 置き場所:日なた~半日陰
- 難易度:普通
- コンテナ:大型
じゃがいもの野菜の栽培、育て方
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じゃがいもはイモ類の中では90日と栽培期間が短く、育てやすいです。土質を選ばないので初心者にも作りやすいです。最近では様々な品種の種イモが出回っていて、品種の違いも楽しめます。
【家庭で育てやすい種類】
早生 中生、晩生種があり、早生種の「男爵」や中生種の「メイクイーン」などの品種がよいです。
【適したコンテナ(プランター、鉢など)】
深さが30cm以上必要です。土やお米の袋などでも育てられます。その場合は水はけをよくするために袋の底に穴をあける必要があります。
【育てる環境】
生育適温は15℃~24℃。暑さに弱く、冷涼な気候を好み、日当たりがよく、風通しのよい場所に置きます。
【栽培の時期】
発芽適温15℃~20℃。春植え(春作用)と秋植え(秋作用)がありますが、春じゃがのほうが作りやすいです。3月~4月ごろに植え、6月~7月頃に収穫することになります。
タネイモの植えつけ
種イモと呼ばれる栽培用のイモを購入します。スーパーなどで売られている食用のイモは、ウイルス病にかかっている危険性があるので注意します。
種いもは30~40gぐらいのものはそのまま植え、60g以上のものは縦半分に切って植えるとよいです。
くぼみを下にして縦に切り、同じくらい芽がついているようにし、切り口を2~3日干してよく乾燥させます。
鉢底ネットをしき、鉢底石を敷き詰めたプランターや鉢に培養土を入れます。(肥料入りの培養土でない場合は元肥として肥料を混ぜます。)
土の量はプランターの半分ぐらいにします。
深さ5cmほどの穴を掘り、タネイモを切り口を下にして25cm~30cmほど間隔をおいて植え、土をかぶせ手で軽くおさえます。
水をたっぷりとやって(菜園の場合は水やりの必要はないです。)明るい日なたに置きます。
【芽かき】
1つのタネイモに対して5~6本の芽が伸びてきます。
6週間後、芽が10cm~15cmぐらいになったら、丈夫そうな太い芽を2本残し、残りの芽は切り取ります。
【肥料&土】
わき芽かきをしたあと増し土をします。
5cm程度の培養土を加えます。
花が咲きはじめたら2回目の増し土をします。培養土は縁から2~3cmまで加えます。
肥料はほとんど必要ないです。
【1回目の増し土(左)と2回目の増し土(右)】
増し土はイモが地表に出て光に当たり、緑色になるのを防ぎます。
緑化したイモは有害物質を含むので食べる時に注意します。
【水やり】
土の表面が乾いたら水やりをします。過湿を嫌うので与えすぎには注意します。
【収穫】
花が咲くころになると、種イモの茎から伸びる地下系の先端が太ってイモができます。花が咲いて数週間後、葉が黄色く枯れてきたら収穫期です。
土を掘ってじゃがいもを掘り上げます。イモが腐りやすくなりますので掘り上げる前日の水やりは控えます。
保存する場合は洗わずに、土を落として風通しのよい場所で乾かして冷暗所に置きます。
【病気害虫】
アブラムシ、エキ病など
【注意すること】
連作障害があります。
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