空芯菜
- 分類:ヒルガオ科サツマイモ属
- 別名:エンサイ、アサガオナ
- 種類:1年草
- 置き場所:日なた
- 難易度:簡単
- コンテナ:大型・中型
空芯菜の野菜の栽培、育て方
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空芯菜は茎の中が空洞になっていることからこう呼ばれます。エンサイが正式名称ですが、アサガオナなどとも呼ばれます。
高温多湿を好み、夏場に旺盛にわき芽を増やすので育てやすく、ほかの野菜が一休みしている夏に何度も収穫できます。種からでも育てることができますが、購入した空芯をさし芽で増やすこともできます。
【家庭で育てやすい種類】
夏サラダなど
【適したコンテナ(プランター、鉢など)】
湿気を好むので深さ25cm以上の鉢やプランターを使うとよいです。
【育てる環境】
生育適温は20~30℃前後です。真夏の強い日差しでも大丈夫なので日当たりの良い場所で育てます。寒さには弱いです。
【栽培の時期】
種まきは春まきと夏まきができます。
発芽適温は20~30℃と高いので5月から8月上旬ぐらいにまきます。
【種蒔き&間引き】
空芯菜の種は皮が固くて発芽しにくいので、一晩水につけておくと発芽しやすくなります。
鉢底石を敷き詰めたプランターや鉢に縁から2cmほど下まで野菜用培養土を入れ、表面を平らにならします。
点まきします。
まき穴は水ようかんなどの容器で作るとよいです。
容器を押つけて深さ1cmほどのまき穴を株間20cmぐらいあけて作ります。
1ヶ所につき種を4粒を等間隔にまき、土をかけ、手で軽くおさえます。
そして、たっぷりと水を与えます。
発芽まで土を乾かさないようにします。
間引きをします。
双葉が開いたら生長の悪いものを1本間引きして3本に。そして本葉が2~3枚のころにもう1本間引きして1ヶ所2本になるようにします。
【苗の植えつけ】
市販の苗を購入して植えることもできます。
鉢底石を敷き詰めたプランターに培養土を入れます。
ウォータースペースを2cmほどとり、土をならします。
わき芽が次々と伸びて葉が広がるので、複数植える場合は株間は広めに20cmほどあけて苗を置きます。
移植ゴテ(スコップ)で土に穴を掘った後、苗を人差し指と中指で挟んでポットから取り出します。
掘った穴に苗を入れ、まわりから土を寄せて軽く押さえます。
その後、たっぷりと水をやります。
【肥料】
2回目の間引後に化成肥料を追肥します。
その後月に1回ほど化成肥料を追肥するか、週1回液肥を水やりを兼ねて施すとよいです。
追肥のあと土寄せか土が減っていたら増し土をします。
収穫期間が長いので、肥料切れしないように気を付けます。
【水やり】
土の表面が乾く前に水をやります。乾燥に弱く、多湿を好むのでまめに水をやります。
また、わらなど敷いて乾燥を防いでもいいです。
草丈が20cm~30cmに伸びたら株元に葉を5~6枚残して収穫を兼ねて先端を切りとって摘心します。
そうすると側枝が伸びてくるので2週間ほどたつとふたたび収穫できます。
葉が伸びてきたら随時、葉を3~4枚を残し摘み取って収穫していきます。秋まで繰り返し収穫できます。
秋には白い花が咲きます。花が咲くと生育は衰えてしまいますが、観賞用として楽しむこともできます。
【病気害虫】
ほとんど心配ありません。
【注意すること】
連作の害は少ないですが、連作障害があります。
増やし方
空芯菜は発根しやすいので、枝先から10cmを切り取り、水の入ったコップにさしておくと発根して苗を増やすことができます。
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