イタリアンパセリ
【イタリアンパセリ】
- 分類:セリ科オランダゼリ属
- 種類:2年草
- 難易度:普通
- 置き場所:日なた~半日陰
イタリアンパセリの栽培、育て方
Sponsored Link
イタリアンパセリはセロリの葉を小さくした感じの葉で、より濃い緑色をしてます。
イタリアンパセリはパセリの平葉種で、苦みが少なく、やわらかくて食べやすいハーブです。春から秋まで長い間収穫が楽しめます。葉が縮れるパセリも作り方は同じです。
【適したコンテナ(プランター、鉢など)】
深さが15cm以上の鉢やプランターを用意します。中型のプランターなら3株ぐらいが目安。
【育てる環境】
生育適温15~20℃。日当たりの良い場所で育てますが、強い日光に当たりすぎたり、乾燥すると葉がかたくなります。乾燥にも弱いので水切れしないようにします。
【栽培の時期】
発芽適温20℃前後。春まきが一般的ですが、秋まきもできます。
【種蒔き&間引き】
イタリアンパセリは種からも育てられますが、発芽まで時間がかかり、育苗にも時間がかかるので、初心者は苗を植え付けるほうがおすすめです。
種を育苗ポットで育ててプランターに移植する方法もありますが、パセリは移植を嫌うので、ここではプランターに直まきする方法を紹介します。
鉢底石を敷き詰めたプランターや鉢に縁から2cmほど下まで野菜用培養土を入れ、表面を平らにならします。
鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水をかけます。
点まきします。
まき穴は水ようかんなどの容器で作るとよいです。容器を押つけて深さ1cmほどのまき穴を株間15cmぐらいあけて作ります。
1ヶ所に4~5粒ずつ点まきし、好光性種子なのでごく薄く土をかけ手で軽くおさえます。
種が流れてしまわないように気をつけながら、たっぷりと水を与えます。
その間、土を乾かさないように水やりをします。
発芽して双葉が完全に開いたら、生長の悪いものを間引きし、元気そうなものを残します。間引きした菜はサラダなどに利用します。
さらに本葉が4~5枚になったら間引きをします。
【苗の植えつけ】
あまり大きく育っていない苗を選ぶとよいです。
鉢底ネットをしき、鉢底石を敷き詰めたプランターや鉢に培養土を入れます。(肥料入りの培養土でない場合は元肥として肥料を混ぜます。)
土は容器いっぱいに入れず、ウォータースペースを2cmほどとります。
中央に植え穴を掘り、苗を掘った穴に入れ、周りから土を寄せて軽く押さえます。複数植える場合は株間が15cmぐらいになるように植えます。
鉢底から流れ出るくらいにたっぷりと水をやります。
【肥料&土】
植え付け2週間後に化成肥料を追肥します。
その後、1ヶ月に1回ほど化成肥料を追肥するとよいです。
冬は追肥はしなくてよいです。
追肥のあと土寄せか土が減っていたら増し土をします。
【水やり】
土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいまで水をやります。
【収穫】
種まきから30日前後、本葉が10枚以上になったら収穫できます。必要な分だけ外葉から収穫します。ハサミで根元から切り取ります。常に8~10枚くらい葉を残しておけば、次々と葉を増やし長期収穫できます。
花が咲くと葉がかたくなるので、花芽は摘みとるようにすれば、長く収穫が楽しめます。
【病気害虫】
アゲハの幼虫、アブラムシなど
【注意すること】
夏の高温や乾燥には弱いので、土にわらなどをかぶせて乾燥を防ぐのもいいです。
寒さに強いので屋外でも冬越しできますが、温かい場所に移動させてもよいです。
2年草なので2年目の初夏に開花するまで収穫ができきます。
セリ科なので、連作を嫌います。
Sponsored Link