ナス

【なす】
  • 分類:ナス科ナス属
  • 種類:1年草
  • 置き場所:日なた
  • 難易度:普通~難しい
  • コンテナ:大型(深型)

ナスの野菜の栽培、育て方


なす プランター菜園


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なすは中長ナス、長ナス、丸ナスなどに分類され、品種も多いです。
料理方法は焼きなすをはじめ、漬物や煮物、炒め物など多彩で、日本の食卓におなじみの野菜です。うまく作れば初夏から10月中旬ごろまでの長い間収穫できます。

【家庭で育てやすい種類】
中長ナスの千両2号、黒帝、長ナスの飛天長、黒竜長など。プランター栽培では長ナスより中長ナスのほうが育てやすいと思います。

【適したコンテナ(プランター、鉢など)】
深さが30cm以上のものがよいです。大型プランターなら2株、大型の丸い鉢なら1株。

【育てる環境】
生育適温は25℃~28℃。日当たりのよい場所に置きます。高温多湿を好み、暑さにも強いですが、乾燥や寒さには弱いです。

【栽培の時期】
発芽適温25℃~30℃。種まきは春まきができます。初芽適温が高いので暖かい環境で育苗する必要があります。苗の植えつけも5月以降、気温が高くなってから植えたほうがよいです。

【種蒔き&間引き】
種から育てることもできますが、難しいので初心者は苗から植えつけたほうが無難です。 育苗ポットに鉢底ネットを敷いて培養土を入れ、表面をならします。
1つのポットに3粒ぐらいまき、土を薄くかぶせて上から軽く押さえ、たっぷりと水をやります。
間引きをします。
本葉が出たら1回目の間引きをして、2本のこします。
本葉が3枚ごろに2回目の間引きをして元気なほうを1本を残し、もう1本は間引きます。 本葉が5~6枚になったらプランターに植えつけます。

【苗の植えつけ】
プランター菜園 なす 苗は本葉が5~6枚ついていて一番花のつぼみがついている苗がよいです。
鉢底ネットをしき、鉢底石を敷き詰めたプランターや鉢に培養土を入れます。(肥料入りの培養土でない場合は元肥として肥料を混ぜます。)
土は容器いっぱいに入れず、ウォータースペースを2cmほどとります。
中央に植え穴を掘り、苗を掘った穴に入れ、周りから土を寄せて軽く押さえます。複数植える場合は株間を20~30cmぐらいとって植えます。
支柱を立て、鉢底から流れ出るくらいにたっぷりと水をやります。

支柱だて
プランター菜園 なす 苗を植え付けたら支柱を立てておきます。
株から10cmほど離れた場所に支柱を立て、麻ひもで誘引します。


わき芽取り・3本仕立て
プランター菜園 なす 一番花(一番初めに咲く花のこと)が咲くとその下にわき芽が出てきます。そのわき芽を2本伸ばして3本仕立てにして、それより下のわき芽は早めにつみます。


【肥料】
植え付け2週間後に化成肥料を追肥します。
その後、2週間に1回ほど化成肥料を追肥するか、週1回液肥を水やりを兼ねて施すとよいです。
土寄せか土が減っていたら増し土をします。
花を見て中央のめしべがおしべより長く出ているときは肥料は足りています。逆の場合や花が落ちてしまう場合は肥料切れなので、肥料を足します。

【水やり】
水分を多く必要とするので、土の表面が乾燥しないようにします。 夏の高温期などは朝夕の2回やります。

  

【収穫】
プランター菜園 なす 開花後20~25日ごろに収穫できます。
最初の4~5個くらいまでは早めに収穫して株に負担をかけないようにします。 ハサミでヘタの上から切り取ります。




  

更新剪定
7月下旬から8月上旬頃になると、枝葉が込み合い株が弱ってくるので、実を全部取り、葉を2~3枚残して株を1/3程度剪定するとよいです。
剪定の後、株の周囲に移植ゴテを差し込んで根を切ります。その後に追肥をして、増し土をすると再び株が育ち、9月頃には秋ナスが収穫できるようになります。

【病気害虫】
ウイルス病・うどんこ病・アブラムシ・ハダニ・テントウムシなど

【注意すること】
夏の乾燥に弱いので、株元にわらなどを敷いて防ぐとよいです。
連作障害があります。

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