カラフルピーマン
- 分類:ナス科トウガラシ属
- 種類:1年草
- 置き場所:日なた
- 難易度:普通
- コンテナ:大型(深型)
カラフルピーマンの野菜の栽培、育て方
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ピーマンには未熟な状態の緑色で収穫するとおいしい品種と熟して色づいてから収穫する方がおいしい品種があります。
カラフルピーマンは熟した実を収穫する品種で、花が咲いてから50日程度で収穫できます。
じっくり生長するので苦味がなく、甘みが増します。
ここでは園芸家の深町貴子さんが「趣味の園芸 やさいの時間」でプランターで栽培していた方法を中心に紹介します。
【家庭で育てやすい種類】
品種によって大きさがも異なりますが、ミニ種がつくりやすいです。
【適したコンテナ(プランター、鉢など)】
深さが30cm以上のものがよいです。大型プランターなら2株、大型の丸い鉢なら1株。
【育てる環境】
生育適温は25℃~30℃で高温を好みます。よく日の当たる場所に置きます。
【栽培の時期】
苗の植えつけは5月以降、気温が高くなってから植えたほうがよいです。
【種蒔き】
種から育てることもできますが、難しいので初心者は苗から植えつけたほうが無難です。
苗の植えつけ&支柱だて
苗は葉の色が濃く、本葉が7~8枚で、一番花のつぼみがついているか咲き始めている苗がよいです。
鉢底ネットをしき、鉢底石を敷き詰めたプランターや鉢に培養土を入れます。(肥料入りの培養土でない場合は元肥として肥料を混ぜます。)
土は容器いっぱいに入れず、ウォータースペースを2cmほどとります。
中央に植え穴を掘り、苗を掘った穴に入れ、周りから土を寄せて軽く押さえます。
植えつけた苗の株元には割り箸などをさし麻ひもで茎と結び付け固定します。
そして、深町貴子さんによると株元にグラウンドカバープランツとしてクローバーを植えるといいそうです。
クローバーは成長すると横に広がるため、温度上昇を抑える事ができ、さらに乾燥も防ぐ事ができるとのことです。
クローバーは園芸店やホームセンターなどにさまざまな葉の色や大きさの品種が売られていますのでお好きなものを選び植えます。
最後に本支柱をさし、株が大きくなったらここに茎を誘引します。
わき芽取り・3本仕立て
一番花(一番初めに咲く花のこと)が咲くとその下にわき芽が出ます。わき芽を2本伸ばして3本仕立てにして、それより下のわき芽は早めにつみます。
肥料&増し土
最初の実がついてきたら化成肥料を追肥します。その後2週間に1回ほど化成肥料を追肥するか、週1回液肥を水やりを兼ねて施すとよいです。
土が減っていたら増し土をします。
【水やり】
乾燥すると実の状態が悪くなります。土の表面が乾わいてきたら、鉢底から水が流れ出るまで与えます。
【収穫】
【3cm程度で収穫】
その後最初の実が付いたら3cm程度の大きさで収穫し、まだ弱い株を疲れさせないようにします。
【20個までは緑色のうちにとります】
最初の実を収穫してからどんどん実が付いてきますが、最初の20個までは早めに(緑のうちに)収穫するとよいとのこと。
【20個以降は完熟させてとります】
最初の収穫からおよそ20個までは緑の状態で収穫し、以降は実をしっかり完熟させ彩りを楽しみながらの収穫となります。
クローバーの手入れ
初夏になるとクローバーがかなり伸びています。
はみ出ているクローバーは中に押し込み、ハサミで3cmの長さに刈り取ります。
そして切ったクローバーは上から手で軽く押すと茎の成長が抑えられます。
このあと新芽が伸びて葉が密集し、鉢の表面を覆えば土の温度上昇と乾燥を防ぐ事ができます。
【病気害虫】
ウイルス病・うどんこ病・アブラムシ・ハダニ・テントウムシなど
【注意すること】
連作をきらいます。
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