袋で冬に大根


【大根】
  • 分類:アブラナ科ダイコン属
  • 種類:1年草
  • 種:嫌光性種子
  • 置き場所:日なた~半日陰
  • 難易度:簡単
  • コンテナ:大型・中型

袋で冬に大根の栽培、育て方

ミニ大根 プランター菜園


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大根の育て方はミニ大根の栽培、育て方で紹介していますが、ここでは園芸家の深町貴子先生が「趣味の園芸 やさいの時間」で紹介していた培養土の袋を使って栽培する育て方を中心に紹介します。

【家庭で育てやすい種類】
ミニ大根冬に栽培するので、とうだちが遅い品種を選びます。
タネを購入する際に「とう立ちが遅い」「春ダイコン」などと表記されているものを選ぶとよいです。

【適したコンテナ(プランター、鉢など)】
培養土の袋を使います。

【栽培の時期】
ここでは冬に栽培する方法を紹介しています。

袋作り
大根の袋栽培 大根の袋栽培
培養土は25サイズのものを使います。
先のとがった目打ちで培養土袋の底に排水用の穴をあけていきます。
穴をあける位置は下から5cmと10cmの場所。 穴の間隔は7~8cmで、穴の直径は5mmぐらい。
穴が小さいと土で詰まってしまい排水が悪くなります。
同じようにして反対側にも穴をあけます。
そして、袋を立て上部をハサミで切り取り開封します。

大根の袋栽培 このままだと地温が下がってしまい、とうだちが起きてしまうので気泡入りの緩衝材を使います。袋の周りに気泡入りの緩衝材を巻いて地温を下がりにくくします。
気泡入りの緩衝材を袋のサイズに合わせて切ります。 続いて袋の側面に巻きつけテープでしっかりとめます。
更にさまざまな柄のテーブルクロスを袋の外側を覆うと見た目もかわいくておしゃれになります。また、撥水性のあるものが多いので、汚れにくい。 好みのテーブルクロスを用意したら裏返しにし袋に巻きつけ10cmほど長めに切ります。 端をホチキスでとめます。止める位置は10カ所程度。
大根の袋栽培柄がしっかり見えるように表に返し、袋にかぶせたら縁を外側に巻いていきます。 土から縁までの高さの目安は3cm程度。 これでタネまきの準備ができました。



【種蒔き】
種をまいたときに上にかぶせるための土を袋から厚さ1cm程度取り出しておきます。
そして表面を平らにならしたら、種を土の表面全体にまきます。
たくさんまいて間引きを繰り返して強い株を残します。最終的には2本にします。 タネの間隔は2~3cmが目安。
種をまいたらあらかじめ取り除いておいた土を厚さ1cm程度になるようにかぶせます。 軽く押さえ表面を平らにならしたら最後にたっぷりと水やりをします。

種をまいて芽が出るとき12℃以下の低温に1週間以上当たると葉を咲かせようとする花芽ができてしまいます。
しかし、30℃以上の温度に1日6時間以上当たるととう立ちしなくなるとのこと。 ということで、ポリ袋と不織布を使って日中30℃以上の環境をつくります。

とう立ちしないために
大根の袋栽培 大根の袋栽培
まずはトンネル用の曲がる支柱を2本袋の中央で交差するようにさします。 不織布は土の表面が隠れるサイズに切ります。目安は縦横ともに30cm程度。 その不織布を土の表面にかぶせます。
ポリ袋は支柱の上からすっぽりとかぶせすそを麻ひもでとめます。
風でバタつかないように上部の両端はしっかりと結びます。
このままでは中の温度が上がり過ぎる事があるので、ポリ袋の頂上部を切り取り換気用の穴を作ります。穴の大きさは直径3~4cm。
大根の袋栽培このままだと排水用の穴がペタンと床についてしまい、水が抜けにくいので花台の上にのせます。この上に乗せると地面から上がるので排水が良くなります。

【間引き】
今後は3回にわたり間引きを行います。
双葉が開いたら最初の間引き。成長が悪い株を抜き取り4~6cm間隔にします。
本葉が3~4枚になったら2回目の間引き。8~12cm間隔にします。
本葉が出たらとうだちの心配はなくなるので不織布ははずします。 ポリ袋は日中の気温が20℃くらいになったらはずします。
本葉が6~7枚になったら最後の間引き。15~20cmの間隔をあけて2株にします。

【肥料】
3回目の間引き後とその2週間後、化成肥料か液体肥料を規定量追肥します。

【収穫】
収穫は3月ぐらいです。

【注意すること】
連作障害があります。


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